過払い金が発生する場合

Aさんは一人暮らしで月収手取り15万ほど、ボーナスはなく、生活費が足りなくなったときに、数万円を消費者金融から借りていました。しかし、それが返せなくなり、借金を返すために他からも借りるようになりました。今では8社に500万の借金があります。 Aさんが返済可能な額は月に5万円程度なので、500万円の借金はとても返せそうにありません。このままでは自己破産するしかないと考えていました。

しかし、Aさんは8社すべてと10年以上にわたって、休みなく、一度も完済することなく取引をしていたとしましょう。 この場合、各社とAさんとの取引を利息制限法引き直し計算してみます。 利息制限法引き直し計算とは、貸主と借主の取引を、利息制限法の利率で計算し直し、制限の範囲を超える部分を元金の返済に充てていく計算です。 これを行うと、Aさんは支払不能だと思っていましたが、実は貸主に利息を払いすぎており、元本に充当しても余るほどのお金を払っている可能性があります。そのような場合、過払い金が発生していますので、貸主に返還請求していくことになります。

なぜ、このような事態が発生するのかと言いますと、借金の際、利息を規正する法律には、利息制限法と出資法がありますが、そのうち利息制限法には罰則がありません。他方、出資法違反には罰則があります。 この二つの法律の制限には差があるので、利息制限法違反だが出資法の範囲内ではある、という金利が発生します。これをグレーゾーン金利といいます。 借主がグレーゾーン金利の利息を払いすぎたときに、貸主に過払い金を請求できることは、判例が認めています。

◎関連サイト
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